デジタル作画の時代

これから、本格的に漫画にチャレンジしてみようかな、と思っている漫画初心者の方々。

 

「漫画家ってどんな道具使ってるんだろう?」

 

大体、Gペンや丸ペン、インクにB4サイズの原稿用紙、トーンがあれば、準備は整うと思います。

 

 

 

がしかしですね!

 

今はデジタル書籍などの登場、また紙媒体の出版物でもデータのやりとりはあるため、作家側も多少のデジタル化には対応できなければなりません。

 

 

作画においても、デジタルの風が速度を増し、アナログ作画とデジタル作画の狭間に我々はいるのです!

 

・アナログ作画で下書きまでして、PCに取り込んだ後、ペン入れ・トーン処理、入稿。 

 

・アナログ作画でペン入れまでして、PCに取り込んだ後、トーン処理、入稿。

 

・アナログ作画で原稿を仕上げて、PCに取り込んで入稿。

 

などなど、これまでアナログ作画でやってきた人たちも「PCに取り込む」という作業が入ってきているのです。

 

 

 

デジタル作画のメリットは、言うまでもありませんが、何度でもやり直しができる点、編集が容易である点などが挙げられるでしょう。

 

他にも、原稿紛失のリスク軽減、また、地方にいながら原稿のやり取り、入稿が容易に可能となります。

 

 

で、何が言いたいかというと、これから「デジタルで漫画を描いてみたい!」という方にとって、ペンや丸ペン、インクにB4サイズの原稿用紙、トーンなどという道具の類は必要なくなるわけですね。

 

ソフトさえ買ってしまえば、あとは故障でもしない限り、永久的に漫画を描くことが出来るわけです。

(デジタル:高くつくが初期投資のみ←→アナログ:安いが継続的に費用が掛かる)

 

 

 

それでも”デジタルには表現できないアナログ感”というものもありまして、だからこそ、上に挙げたような、アナログである程度描いて→PCで加筆・修正という流れもあるわけです。

 

 

 

今回は、この「アナログである程度描いて→PCで加筆・修正」ということについて、少し書いていみようと思いますが、重要なのは『PCで加筆・修正』という部分です。

 

 

これが何を意味するかというと『画材のルールは一切なくなる』ということに尽きるわけです。

 

(以下、ちょっと大げさな表現になりますが、、、、)

・ペンは、鉛筆であろうと、水性・油性であろうと、PCに取り込んで、濃度調整すればいい。 

 

・B4の原稿でなくても、PCに取り込んで、B4サイズに調整すればいい。

 

 

ということは、好きな紙に好きなペンで漫画を描くことが可能になるわけです。

 

 

もちろん、出版社に売り込む場合は、好きな紙(色がついているものなど)や、好きなペン(印刷で出にくいものなど)というわけにはいかないでしょうが可能性が広がることには違いありません。

 

 

昔は、印刷技術の問題もあり、白黒はっきりしたものでないといけないと言われていたようですが、今はそういう問題もあまり心配することはないかと思います。

 

現に、ボールペンで漫画を描いているプロもいますし・・・。

 

 

 

描きなれた画材で、心置きなく表現できるのが、デジタル作画の魅力なのではないでしょうか??

 

 

これから漫画を描こうと思っている方々は、デジタルの時代の流れや必要性を頭に入れておきつつ、自分に必要な画材を見つけていくべきかもしれません。。

 

 

 

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